はじめに
キャリアアップを目指すためには、自分自身の実績を正しくアピールすることが重要です。しかし、どのような実績が求められるのか、どのような書き方やアピール方法が有効なのか、迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、キャリアアップに必要な実績の書き方とアピール方法について、3つの部分に分けて解説します。
1.実績の種類と書き方
キャリアアップに必要な実績の種類と、それぞれの書き方を紹介します。
・数値による実績
具体的な数字で表せる実績は、アピールポイントになります。例えば、売上アップやコスト削減などは、数値で表せる実績です。具体的な数値を記載することで、説得力を増すことができます。ただし、数値による実績がない場合は、あえて数字で表現する必要はありません。
・プロジェクト実績
プロジェクトの進行状況や成果に関する実績は、業務内容を具体的に説明する上で必要です。例えば、プロジェクトの目的やスケジュール、役割分担、課題・改善点、成果などを記載することで、自分自身の役割や貢献度を明確にすることができます。
・資格・認定実績
資格や認定を取得することで、自己成長に繋がるだけでなく、キャリアアップのチャンスにもなります。取得した資格や認定については、取得年月日や資格名、試験内容や取得難易度、資格取得による成果や業務に対する貢献度などを記載することが求められます。
2.実績のアピール方法
実績をアピールする際のポイントを紹介します。
・自分自身の成長や貢献度をアピールする
実績をアピールする際は、自分自身の成長や貢献度をアピールすることが重要です。例えば、成果を出したことであれば、その成果が業務の改善や顧客満足度の向上に繋がったことをアピールすることができます。自分自身がどのように貢献したかを明確にすることで、アピールの説得力を増すことができます。
・アピールする対象に合わせた実績を選ぶ
実績をアピールする際には、アピールする対象に合わせて適切な実績を選ぶことが大切です。転職の場合は、前職での成果や貢献度が重視されることが多いため、前職での実績を中心にアピールすることが効果的です。一方、昇進や昇給の場合は、現在の業務での成果や貢献度が求められるため、現在の業務での実績を中心にアピールすることが必要です。
・分かりやすく整理してアピールする
実績をアピールする際は、分かりやすく整理してアピールすることが大切です。具体的には、実績を箇条書きでまとめたり、グラフや表などを使って分かりやすく整理することが有効です。ただし、アピールする対象や場面によっては、詳細な説明が必要な場合もあります。その場合は、説明が必要な点を事前に整理し、分かりやすく伝えるように心がけましょう。
3.実績のアピール例
実績をアピールする際の例を紹介します。
◆数値による実績のアピール例
・売上を10%アップさせることに成功し、月間売上高を2,000万円から2,200万円に増加させました。
・経費削減に取り組み、1年間で500万円のコスト削減に成功しました。
・Web広告の改善により、クリック率を20%向上させ、月間アクセス数を1万件から1.2万件に増加させました。
◆プロジェクト実績のアピール例
・新商品の立ち上げプロジェクトに参加し、開発から販売までの全工程に携わり、計画通りに商品を発売することに成功しました。
・顧客管理システムの導入プロジェクトに参加し、システムの開発・導入に携わり、顧客情報の管理効率を20%改善させました。
◆コミュニケーション能力のアピール例
・新規顧客開拓のために、顧客に対して提案を行い、新規契約獲得数を前年比で2倍に増加させました。
・社内のコミュニケーション改善に取り組み、部署間の情報共有が円滑に行われるようになり、業務の効率化を実現しました。
まとめ
キャリアアップに必要な実績のアピール方法について、具体的なポイントを紹介しました。まず、実績を明確にし、それをどのような効果に繋げたかを説明することが大切です。また、アピールする対象に合わせて適切な実績を選び、分かりやすく整理して伝えることが効果的です。キャリアアップを目指す際には、自分自身の実績を正しくアピールし、自己PRをしっかりと行うことが大切です。
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