ミケナビでは、高卒・第二新卒・フリーターの転職希望者からこんなお悩み相談をいただきます。
・高卒でも取れる資格を知りたい
・将来性のあるオススメの資格ってなに?
今回は転職希望者が抱える、こんな相談にお答えしていきます。
本記事の内容
Contents
資格を取得することのメリット
資格を取得していないと転職ができないというわけではありません。もちろん資格を取得していなくても転職は可能です。※
ただ、資格を取得することにより、応募できる求人が増える、収入のアップが見込める、資格が学歴よりも重視されることがある、といったメリットやその他にも沢山のメリットがあります。
今回は、転職を有利に進めるために、高卒でも取得可能な将来性もあるおすすめの資格を5つご紹介します!
高卒でも取れる!
おすすめの資格5選
①基本情報技術者
基本情報技術者は、IT基礎・アルゴリズム・プログラミング・マネジメント・経営などのITに関する幅広い基本スキルを身につけることができます。そのため、IT業界で働くために必要な基本的な知識やスキルを証明することができる共通的な資格になります。
IT業界は急速に発展をし続け、常に人手不足の状態が続いています。さらに、今後も長期的に発展することが予想されるため、将来性のある仕事だと考えられます。
基本情報技術者は、未経験からプログラマーなどIT業界への転職を検討している人にとって、アピール力を強化できることや、就職後には資格手当を支給している企業もあるので、オススメです。
基本情報技術者の資格情報
取得の難易度 | 20~25%(合格率) |
試験形式 | 午前:マークシート方式 午後:必須問題+選択問題の筆記 |
費用(受験料) | ¥7,500~ |
勉強時間(目安) | 150~200時間 |
②宅地建物取引士(宅建士)
不動産関係の仕事で、土地や建物の売買や賃貸の紹介をおこなうために必要な資格です。
不動産会社では、従業員5人に対して最低でも1人以上は資格を持っていないと営業ができないという義務があるため、需要の高い資格です。
不動産会社以外でも、建築業界・金融業界や一般企業の財務など、不動産の取引をおこなう業界で活かすことが可能で、収入アップも大いに見込めます。
試験の実施回数は少なく、年に1回、全国一斉におこなわれます。また、合格率も15~18%とあまり高くありませんので、試験日を確認してスケジュールをきちんと立てて計画的に勉強を進める必要があります。
宅地建物取引士の資格情報
取得の難易度 | 15~18%(合格率) |
試験形式 | マークシート方式 |
費用(受験料) | ¥7,000 |
勉強時間(目安) | 200~400時間 |
③日商簿記
企業のお金の出入りを「帳簿」というものに記録するスキルです。身につけることで記録に関するスキルだけでなく、企業の財務諸表の作成や読み取りが可能になります。
財務諸表から経営状況がわかるようになるので、経理や会計の仕事から経営に関する仕事まで、幅広い業務に携わることができるでしょう。
経理の人手が不足しているといわれていることや、採用時には実務経験にこだわらない企業も増えてきています。
そのため、経理の実務経験がなくても、3級以上を持っていると転職を有利に進められる可能性が高いです。
日商簿記3級の資格情報
取得の難易度 | 40~50%(合格率) |
試験形式 | 筆記試験 or ネット試験 |
費用(受験料) | ¥3,400~ |
勉強時間(目安) | 100時間 |
④電気工事士
住宅や店舗、工場などの配線、電気設備の設置や、スイッチやコンセントの設置といった電気を使うために必要な工事をするための資格です。
電気工事士の資格には、第一種と第二種の2種類ありますが、第二種の資格取得でも転職を有利に進めることができます。
住宅の建築など、建物を使えるようにするには電気工事が欠かせないことや、建物の完成後もメンテナンスが必要なため、仕事はなくならないだろうと考えられます。そのため、需要は高く、将来性もある仕事といるでしょう。
また、第二種電気工事士の資格があれば、DIYにおいても自分で電気工事ができるという魅力があります。
電気工事士 第二種の資格情報
取得の難易度 | 40~60%(合格率) |
試験形式 | 筆記:マークシート方式 技能:実技試験 |
費用 | ¥9,300~(受験料) +工具セット(目安¥11,000~) +練習材料のセット(目安¥24,000~) |
勉強時間(目安) | 150~300時間 |
⑤ファイナンシャルプランナー(FP)
年金・保険・資産運用・節税・住宅ローン・相続など、お金に関わる広い分野でお客様にアドバイスやサポートをおこなう専門家です。そのため、FPはお客様の人生に関わるサポートができる、やりがいのある仕事です。
また、転職を有利に進めることができるほかに、日常生活でのお金のやりくりにおいても役立つ知識です。
FPの検定には3級、2級、1級とありますが、転職で求められる資格は2級以上です。
独占業務(資格を持つ人だけができる業務)が存在するわけではありませんが、金融業界、保険業界、証券業界などでは歓迎される傾向にあるので、おすすめの資格です。
FP検定 2級の資格情報
取得の難易度 | 40~55%(合格率) |
試験形式 | 学科:マークシート方式 実技:筆記試験 |
費用(受験料) | ¥8,700~ |
勉強時間(目安) | 150~300時間 |
登録販売者
転職活動をしてもうまくいかないかもれしれない、今より良くない環境になってしまうんじゃないか悩んでいるかたもいるでしょう。
そんな場合は経験者に相談をしたり、一度求人に応募してみるのも良いかもしれません。
選考を通過したら成功体験になり自信につながりますし、通過しなくても次の改善点を探すきっかけになります。
試験は年に1~2回、各都道府県で実施しています。違う都道府県で受験すれば年に複数回受験することが可能です。
取得の難易度 | 40~50%(全国平均の合格率) |
試験形式 | マークシート方式 |
費用(受験料) | 約\12,800~\18,200(受験する都道府県による) |
勉強時間(目安) | 250~400時間 |
【まとめ】
将来を考えて資格勉強に取組もう
今回は、高卒の方でも取得可能な収入アップが見込めるオススメの資格についてご紹介してきました。
一点注意していただきたいのが、
紹介した資格は、取得するために一定の勉強時間が必要ということです。
例えば、取得までに約200時間ほど勉強が必要とした場合、働きながら勉強をするとして、1日1~2時間の勉強時間が確保できたとしても100~200日くらいかかります。
そのため、やみくもに取得しても後々必要なかった場合、その分時間を損してしまう可能性もあります。
資格取得が目標でありゴールであってはいけません。
ご紹介した資格を参考にしつつ、取り組む前に将来どんな自分になりたいか?どんな仕事に就きたいかを考えたうえで必要な資格があれば取得に向けて取り組むようにしましょう。
将来について考える手法として「自己分析」というものがあります。
自己分析の具体的なやり方については別の記事でご紹介していますので、あわせてご参照ください。↓
【おすすめの資格 番外編】
施工管理技士
施工管理技士は、建築工事の現場技術者を監督し、工事全体を管理する仕事です。
建築・土木・電気工事・建設機械・管工事・電気通信工事・造園などの工事の種類によって資格が分かれていて、一定の規模や金額を超える建設の現場には、施工管理技士の資格を持つ人が必要になってきます。
施工管理技士がおすすめの理由は、未経験から就業でき、資格の取得難易度がそれほど高くなく、高収入が見込める点です!
なぜ施工管理技術者が番外編なのかというと、理由は取得に実務経験が必要だからです。
※必要な実務経験年数は最終学歴や専門課程によって異なります。
ただ、高卒の方でも施工管理技の受検は可能ですし、資格の取得自体は簿記と比べても容易だと考えられます。
表から、難易度だけみれば、1級の施工管理技士は簿記2級と同程度かそれ以下ということがわかり、かつ高収入であることがわかります。
資格名 | 年収 | 資格取得偏差値 |
---|---|---|
施工管理技士 | 1級:500万~ ※1000万~も可能性有 2級:400万~ 無資格:350万~ |
1級:52~57 2級:45~48 |
簿記 | 2級:300万~ 250万~(実務未経験) |
2級:53 |
資格取得偏差値引用元:資格難易度ランキング
施工管理については別の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご確認ください。
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