ミケナビでは、未経験・高卒・第二新卒・フリーターの転職希望者からこんなお悩み相談をいただきます。
・自己分析ってなに?
・自己分析をするメリットは?
・自己分析の方法は?
今回は転職希望者が抱える、こんな悩みにお答えしていきます。
本記事の内容
Contents
自己分析とは?やることのメリットとは?
自己分析とは、過去から今までの経験を客観的に振り返り、自分の性格や特徴、強みなどを見つけることです。
自己分析をすることで「自分がどのような状況や行動を好むのか」、「過去の経験からどんなことができるのか」を把握することは、転職活動において次のようなメリットがあります。
転職活動をするうえで、自己分析はこのようなメリットがあります。
それでは、次にどのようにして分析していくかをご説明します。
自己分析のやりかた
ここでは、自己分析の具体的な方法をご紹介します。それぞれの項目は、箇条書きでよいので、ひとまず書き出してみることが重要です。
また、業務経験のない人は、学生生活や部活動・サークル、バイトなどに置き換えて書き出してみるといいでしょう。
その1
いままでの経験を振り返ってみる
①どんな業界でどんな業務をしてきたのか
まずは自身の経験してきた業務から、自分にできることを振り返ってみましょう。
例
【業界】
・アパレル業界での販売・接客
【業務内容】
・オーダーメイドのスーツ販売に関する一連の業務
(生地やデザインの案内・提案、採寸、会計)
・報告業務、予約管理、備品発注、POPの作成、ブログ記事の投稿
②組織の中でどんな役割を果たしてきたか
業務や立場(役職)というよりは、どのような役割で仕事に携わっていたのかを振り返ります。そこから、自分がどのように仕事で活躍できそうか把握できます。
例
・他の方が接客しているときは、提案などがスムーズ進むように事前に必要なものを用意するようなサポートをしていた。
・周りのひとが困っていればすぐにフォローができるように、周囲に気を配っていた。
③社内外の人たちとどんな関わりをつくってきたか?
人と関わる際にどのようなことを意識していたか振り返ってみることで、自分がどのような性格なのかを把握できます。
例
・社内の会議や接客では、なるべく相手の意見を尊重するように心がけた
・社内の報告・相談や接客時には相手の時間を無駄にしないように気を付けていた
・接客業のため、なるべく人に嫌な気持にさせないような言動を心掛けた
④成功体験は?またなぜ成功したのか?
成功体験を振り返ることにより、自身のもつスキルや長所を見つけましょう。ほめられたことがあれば、それは客観的にみて評価できるポイントということなので、それを書き出し、なぜ褒められたのか考えるのも一つです。
例
・店長から「一番仕事がしやすい」と言ってもらえた
普段から店長や従業員の方と業務についてのコミュニケーションをとる中で、周囲の人たちがどのようなことを必要としているのかを考えていた。そこから自分のすべきことを把握して、自主的に行動に移すことを習慣化していたためだと考える。
・お客様からお礼の手紙や電話をいただくことがあった
お客様との対話で「楽しかった」と思ってもらえるような明るい接客を心掛けた。その中で、お客様の要望をしっかりくみ取りつつ、自分意見も提案することで、お客様が当初イメージしていたものより、さらに満足いく商品の提案ができたためだと考える。
⑤失敗体験は?またなぜ失敗したのか?
成功体験だけでなく、失敗した経験も振り返ることで、自分の短所を把握することに役立ちます。また、なぜ失敗してしまったのか原因を考え、その改善点まで考えておくと面接時に失敗談について聞かれたときもスムーズにこたえられます。
例
・押しつけがましい接客にならないようにしていたが、かえって放置気味な接客になってしまい客単価が下がってしまった
謙虚になりすぎてしまっていたので、今まで様々なスーツをつくってきた経験を踏まえた自分の意見を自然に提案してみることや、選択を提示しそこから選んでいただくといった、提案のしかたを工夫するように心がけた。
・淡々と接客を進めてしまった際、お客様のイメージと実際の仕上がりに差ができてしまった
自分にとっては当たり前の知識でも、初めてスーツをつくるお客様にとっては知らないことがあることを失念してしまっていた。一方的な会話にならないように気を付けながら、相手の要望・イメージをしっかり確認できるような接客を心掛けた。
その2
強みとするスキルを整理する
「その1 いままでの経験を振り返ってみる」で書き出した事柄についてまとめて、自分自身の強みとは何か考えてみましょう。また、そう思える根拠も一緒に書きましょう。これが自分の重要なアピールポイントになります。
例
1.気配り・心配りができる
周囲の状況を常に把握することを心掛け、他のひとが接客中には、事前必要なものを用意しておくといった心配りができる。
2.洞察力がある
お客様の気持ちや要望、動向を察知してで、お客様のもつイメージに沿った商品提案をすることができる。実際に感謝の手紙やお電話もいただいたことがある。
3.計画性がある
何かを実行するときは、その事柄について事前に深く調査し、起こりうるトラブルやその対策を考えたり、どのような結果になるか、またそのメリットを慎重に考えることができます。
強みについてどう表現していいかわからない人は、まずは当てはまる言葉を探してみましょう。
その3
特性・価値観を客観視してみる
ここでは、自分はどのような状況を好むのかといったことや、自分の中で大切にしていることを把握します。そうすることで、どのような職種が適しているのか方向性が見えてくると思います。
①周りの人からどんな人だといわれますか?
周りのひとからの評価も確認しましょう。この時、自分が思っている評価とずれがある場合は、一貫性を持たせるようにしましょう。
例
【プラス面】
・優しい
・要領がいい
相手の気持ちをくみとることは得意。また、周囲の状況に気を配り先のことを予測しながら行動することができるため、このような人だといわれるのだとと思う。
【マイナス面】
・何を考えているかわかりずらい
相手を尊重しすぎると、自己主張ができずこのようにとらえらることもあると考える。相手の話を聞くのは得意なため、そこに自分の意見も主張できるように努力していく必要がある。
②(仕事をする中で)喜びややりがいを感じる場面は?
ここでは、自分はどのような状況を好むのかといったことや、自分の中で大切にしていることを把握します。そうすることで、どのような職種が適しているのか方向性が見えてくると思います。
例
・自分がしたことに対して感謝されたとき
・相手が喜んでいるところを見れたとき
③(仕事をする中で)つらかったと感じる場面は?
反対に、自分はどのような状況等を辛い・負担と感じているかを把握することができます。また、面接時には「どの程度の困難を乗り越えてきたのか」かを推し測るために聞かれることもあります。辛かったことからどのようなことを学んだかも考えておくとよいでしょう。
例
・スーツの採寸が上手くいかずにお客様に怒られてしまった
人それぞれの好みを考慮せず、ただ単にサイズを決めてしまったことが上げられる。採寸時にはどのようなサイズ感が好みか、またその方の体つきなども考えてサイズの提案をすることや、実際に試着をしてもらうなど確認作業が必要だったと思う。
④(仕事をする中で)大切にしていることは?
ここでは、自分が仕事に対してどのような部分に価値を見出しているか把握します。
例
・洞察力
接客業をしていくうえで、相手の気持ち・要望をくみ取ることに欠かせないものだったと思う。また、上司などの働き方をよく観察することで、どのようにすればよりよい接客ができるのか学ぶこともできるため、大切なことだと思う。
⑤自分が「こうなりたい」という人物像は?
ここでは、自分がなりたい(憧れる)人はどのような人かを書きます。そうすることで、そのような人がどんな姿勢で仕事に取り組んでいるのか考えることができます。
例
・心に余裕がある人
心に余裕がある人は物事を冷静かつ柔軟にとらえることことができると思う。またポジティブに物事をとらえるので周囲の人にも良い影響を与えられる。さらには時間の使い方も上手なでなければ心に余裕は生まれないと思うので、業務なども効率的に行うことができるのではないかと思っているから。
その4
今後目指したい目標・ビジョンを考える
今まで書いてきたことをまとめて、将来どうなりたいかを考えていきます。
将来の自分を考えることは、同時に今から取り組むべきことを明らかにすることでもあります。以下の項目についてできるできないは問わず、思いつくものを書いてみましょう。
①どんなスキルを活かしていきたいか?
今まで振り返ってきた事柄から、今後どのようなスキルを活かしていきたいか書いてみましょう。
例
・コミュニケーション力
今までの経験から、お客様が気持ちよく話せるように相手の意見を尊重し気持ちをくみ取れることや、会話や表情などから、性格に相手の要望を把握できるような接客を心掛けてきた。これらのことは、業種が変わったとしても役に立つスキルだと思うので活かしていきたいと思っている。
②どんなスキルを伸ばしていきたいか?
今後はどのようなスキルを伸ばしていきたいか書いてみましょう。
例
・リーダーシップ能力
目標達成に向けて自分だけではなく、チーム全体で行動し課題を改善していくための能力を身に着けたいと思っている。
③どんなことを大切にして働きたいか?
例
・客観的な視点で考えること
今まで経験してきたことでも、やはり自分だけの視点ではなく、相手の立場になって考えることの重要性を感じました。客観的にみることは、物事を多面的にとらえることができるので、ビジネスのアイデアを考えることや、問題が発生した際には解決策を考えるために大切なスキルだと思う。
④どんなやりがいを感じながら働きたいか?
例
・人に感謝されること、人の役に立っていること
・自分の提案が受け入れられること、自分の仕事が認められること
⑤将来、どんな自分になりたいか?
抽象的でもいいのでまずは書いてみることが大切です。
例
・オンオフがともに充実している(自分の時間が取れる)
・リーダーシップを発揮してプロジェクトを管理する
自己分析は転職成功の秘訣
自己分析を実践することで、以下の事柄について最初にあげたメリットについて、わかるようになってきたのではないでしょうか。
それぞれの項目は、面接の際にも聞かれることが多いです。そのため、自己分析をすることは自分に合った仕事を探すための方針決めと、面接対策の両方を兼ねています。自己分析を行って納得のいく転職を行いましょう!
そうはいってもうまく自己分析できない、、、、
これまで、自己分析のやり方について説明してきました。ただ、そうはいってもうまく自己分析ができないという人もいると思います。
そのような場合は、転職サービスを活用することをオススメします。リベロムの転職サービス「ミケナビ」は20代の未経験・第二新卒・フリーターなどに強い転職サービスで自己分析のサポートもおこなっています。お悩みの方は一度ご相談ください。